~悠久なる水の調べ~

声優さん好きの水凪(みなぎ)が綴る、日常と萌えとたまにレポです♪男性声優様★音楽ではSound Horizon&梶浦由記さんに愛を注いでおります!!そして絶賛ジンユノ祭中 ※プロフィールをご一読下さい※

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Attack 音 体感 !! その②

まずは『ドラマパート』からいきたいと思います!
今回のドラマは会話形式というよりかはモノローグ形式になっていて、
キャラクターの切り替え時にガッツリと曲の演奏など入ったりもしていたのですが、
(もちろん朗読中のBGMとしても演奏していた時もあり)
すごくドラマがよかったので、
あえてまとめて書かさせてもらいました。

今回、驚いたというか関心したのは、
やはり作品ファンが多かったのかなぁと思ったことです。
声優イベントに参加すると、
やはり好きなキャストさんがでればその人の名前を叫ぶ人がいるわけですが、
今回はそんなことはなかった。
しずかに、その場で繰り広げられる104期たちのドラマに注目していたのです。

…まぁ…
キーヤンが喋った瞬間に
ジャン…!!
と心ときめきましたけど(笑)
でも隣のお姉さんも小さい声で
「ジャンvv」
と言っていたので、内心『同士…!!』と心躍らせておりましたwww

そんなわけで、
追記にて、今回のイベントの為に書き下ろされたドラマパートになります!
台本を参考にはさせてもらいますが、
あくまで私個人がまとめたものになりますので、
それでもいいという方は追記をどうぞ!

※相当長いです。SSっぽく書いちゃいました(爆)※





 
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冒頭のモノローグでは、
アルミンとミカサが語った――
人類が巨人の恐怖を忘れていた『あの頃』
それが壊された『今』
多くのものが逃げ惑う中、
エレンは戦う事を決めたこと。
そしてエレンと共に戦うこと。
それがさらなる地獄へと向かうことになったとしても…。


今回のドラマは、壁外調査へ赴く前日の夜の話。
調査兵団を労う為の少し豪華な食卓。
その場でネス班長から聞かされた話。
――36分――
この時間が意味するもの、
それは壁外調査にて、命を落とした調査兵団の平均生存時間だった。
談笑していた新兵達は静まり返り、
『現実』を突きつけられる。
この平均生存時間“36分”の積み重ねがあるからこそ、
今こうして生きているのだとネス班長はいう。
口を閉ざした新兵達にある問いを投げかけた。
「お前たちは何故調査兵団を選んだんだ」
と――。


ジャンは一人で考えていた。
『何故調査兵団を選んだのか』
誰のものかもわからない死体が燃やされるのを見た時に、
確かに心に決めたはずだった。
ちゃんとした理由もあったはずだった。
だが、今はそれがわからなくなってしまった。
「くそったれ…!」
“36分”という具体的な数字が突きつける現実。
弱い心がまた顔をみせる。

そもそもジャンは見返したかったのだ。
訓練兵になると決めた時に笑った知り合い達を。
憲兵団に入る権利を得て、内地での快適な暮らしを手にして、
『ざまぁみろ』
と言ってやりたかったのだ。
けれど、その憲兵団へ入る権利を得たけれども、
ジャンは調査兵団を選んだ。
――なぜだ?――
あの時、仲間が巨人に食べられるのを見てから悪夢にうなされる日々だった。
これは調査兵団へ入ってもロクなことがないという警告だと思った。
巨人が怖い。死ぬほど怖い。
憲兵団に入れば、もぅ巨人に遭遇することはない。
けれども―――調査兵団を選んだ。
――なぜだ?――
戦わなければいけないことはわかっている。
けれどわからなくなってしまった…
――何のために戦うのかを――
そんなことを考えながら歩いていると、
川原のそばでアルミンを見つけた。
何をしていたかを問うと、星を眺めていたと彼は答えた。
「雨天中止は望めそうにねぇな」
軽く冗談を交わした後、ジャンは再び歩き始めた。



ジャンと言葉を交わしたあともアルミンは川原に佇んでいた。
――星を眺めていたなんて嘘――
いろいろな事を考えていて、星なんて目に入っていなかった。
『何故調査兵団を選んだのか』
当初は外の世界に憧れていた。
エレンやミカサのように強くありたかった。肩を並べたかった。
そう、“あの日”までは…。
あの日にみた忘れられない地獄。
壁外にでたらまた同じ光景を見なければいけないことがわかっていながらなぜ…
調査兵団を選んだのだろうか…。

エレンに調査兵団に入ることにすると告げた時、
― 座学のトップなのだから、駐屯兵団の技巧科に進めばいいじゃないか。
 長所を捨ててまで非効率な選択をするのは勇敢ではない ― と言われた。
それが正しい意見であることもわかっていたし、
そうすれば、あの時のような地獄を見ずにすむこともわかっていた。
けれども調査兵団を選んだ。
つまり…『戦うこと』を選んだ。
それが当然選んで、然るべき道だと思えたからだ。
――でも…僕は一体何のために戦うんだろう…?――
そんなことを自分に問うていると、
「アルミン!」
と、ミカサに声をかけられた。
彼女はエレンを探しているようだったが、
思い当たるところ全てを探しても見つからなかったようだ。
エレンの居場所を知らないと告げると
「ありがとう。探してみる」
と、彼女は街へと彼を探しに行った。



――エレン、どこにいるの?
どうして、いつもどこかへ行ってしまうの?――
もし今夜会えなかったら、二度と会えないかもしれないのに…。
明日、壁外でエレンは死ぬかもしれないのに…。
エレンが巨人化した時に巨人達がエレンへと向かっていった。
もしかしたら壁外でも同じことが起きるかもしれない。
けれども自分はエレンの傍にいられない…守れない…。
エレンを守るのはあのチビ…リヴァイとその部下だという。
不安で頭がおかしくなりそうだ…。
明日、再びエレンを失うかもしれない…。

あの戦いで、自分の知らないところで、エレンは一度死んだ。
けれど生き返って戻ってきた。
二度目はないかもしれない。
今度は永遠にエレンを失ってしまうかもしれない…。
昔は毎日一緒にいたのに。
何をするにも一緒だったのに。
ネス班長が言った…『何故調査兵団を選んだのか』と。
愚問だ。
考えるまでもない、エレンの傍にいるため。
けれどいつしかエレンの傍にいる時間がどんどん短くなる。
明日もエレンの傍にいることはできない…。
明日がくるのが怖い…。
――エレン…どこにいるの?――



エレンは壁の上に立っていた。
夕食の時にオルオから言われた
『俺たちがきっちり守ってやるからよ』
という言葉。
リヴァイ班の間で交わされるいつもの冗談…としては思えなかった。
エレンはその言葉の中に“真実”が含まれていることを知っていたから。
先輩方からみれば自分はただの新兵で、
巨人討伐も、補佐もゼロ。
ただ巨人の力を持っているだけの一新兵。
思えば自分は常に守られてばかりだ。
子供の頃はミカサに。
巨人が現れた時はハンネスさんに。
駐屯兵に囲まれた時はアルミンとピクシス司令に。
大岩で穴を塞いだ時には多くの先輩達に。
そして…明日からの壁外調査ではリヴァイ兵長とリヴァイ班の先輩達に。
――情けねぇ…――
自分はあの日、ひとり残らず巨人を駆逐すると誓った。
けれども現実には一体の巨人も倒していないし、
巨人の力が発動しなければここに存在すらしていなかった。
“たまたま”得た巨人の力も使いこなせているとは言えない。
だから…あの時ミカサに一生消えない傷をつけてしまった。
――情けねぇ…――
ジャンに言われた。
『きっちり値踏みさせてくれよ』
と。
『お前、本当に頼むぞ』
と。
けれども何も言い返すことはできなかった…。



その頃、サシャとコニーは食堂に残っていた。
エルヴィン団長は言った、最初の壁外調査で3割の新兵が死ぬと。
ネス班長は言った、生存時間は36分だと。
「やっぱり今から憲兵団に行くことって可能なんですかね…?」
と、コニーに尋ねると
「無理だろうな」
と即座に返される。
周りには同期の姿は見えず、
壁外調査前の最後の自由時間になぜここにいるのかと尋ねたが、コニーの頭にふとよぎる。
「まさかお前、デザートがでるなんて思ってねえだろうな!?」
「………でないんですか!?」
サシャはショックを隠せなかった。
ふと想像する。憲兵団に入っていたら毎日こんなに豪華な食事を食べられるのだろうか。
コニーもサシャも憲兵団に入るはずだった。
コニーに至っては座学の試験で7点をとったけれども、
家族に喜んでもらえるよう成績上位10名に入った。
努力して勝ち得た憲兵団への入団資格。
巨人と戦った後は、巨人への恐怖から憲兵団に入る――そう決めたはずだった。
けれど…調査兵団を選んだ。
なぜ調査兵団を選んだのか…
ふとサシャがつぶやいた
「…もしかしたら、一人でいるのが怖かったからかもしれません」
「は?」
「さっき訊きましたよね、何でここに残っているんだって。
 一人でいたらきっといろんな悪いことを考えて、
 逃げ出しちゃうからかもしれません」
「…………食後のデザートが食いたかっただけだろ」
コニーはサシャの不安を一掃する。
一瞬、暗くなった雰囲気から、いつもの二人の空気になる。
その時サシャは先程コニーが言ったことが気になった。
「ところでコニー、座学の試験7点だったんですか?
 どの科目でそんな化け物みたいな点数とったんです?」
するとコニーは自信満々に
「3科目合わせて7点だ!」
と告げたことに、サシャはショックを受けた…
「……それで私よりも順位が上なんですか?」
「だから何度も言ってるだろ、俺は天才なんだってよ」
食卓を囲んだ、いつもの風景がそこにはあった。



街中を歩いているジャンは自分に問いかける。
『何故調査兵団を選んだのか』
マルコが生きていたらどの兵団を選んだだろうか?
憲兵団だろうか…いや、彼もまた調査兵団を選んだような気がする。
「お前なら、何故調査兵団を選んだのか、
 なんの為に戦うのかってことを、
 頭の悪いガキにでもわかるようにきっちり説明してくれたのかもしれないな…」
亡き友人を思いながら夜の街を歩き続ける。

アルミンも自分に問いかける。
――何故調査兵団を選んだのか――
――何故戦うことを選んだのか――
――そして何のために戦うのか――
もしかしたら、知りたいだけなのかもしれない。
エレンの生家の地下室にあるという巨人の秘密を。
この世界の秘密を。
でも、それを知るためには、さらに多くの血がながれるのだとわかっていても…。

ミカサはエレンを捜し続けていた。
捜せども捜せどもエレンは見つからない。
……いつもそうだ。
エレンの傍にいたいと願えば願うほど、
エレンは遠くへ行ってしまう。
そして気づけば、二度と手の届かない場所へ行ってしまう。
……いつもそうだ。

エレンはわかっていた。
巨人の力を持っていることが自分の存在価値であると。
けれどもこの力をどうしていいかわからない。
掌握もできていない。
それが今の自分であることも。
だからといって止まることはできない。
戦うことをやめることはできない。
死んでいった者達の死に報いなければならない。
彼らの死を無駄にするわけにはいかない。
何があっても…。
そう考えながら、壁の上から街中へ降り、
歩いていると唐突に声をかけられた。
「エレン!!」
そこにはミカサが心配そうに立っていた。
「どこにいたの?」
「……どこでもいいだろ」
「何をしていたの?」
「何でもいいだろ…お前こそ何してんだ?」
「……宿舎に帰るところ」
「……途中まで一緒に行くか」
「うん」
2人は肩を並べて歩き出した。
ふと、エレンが小さな声で言った…
「悪かったな」
と。そして右目の下あたりを指差した。
ミカサはただ、静かに首を振った…。



ジャンはずっと考えていた。
けれど答えはでなかった。
わからないことだらけだ。
しかしふと思った。
ひとつだけ、わかることがあった。
たったひとつ。
――それでも俺は戦うことを選んだってことだ。
 それだけが、俺にわかっていることだ――
ひとつの結論が出た時に名を呼ばれ、
振り返ると先程川原で話をしたアルミンがいた。
「お星様の観察は終わったのか?」
「まぁね」
「……帰るか」
「そうだね」



サシャとコニー以外いなかった食卓。
そこにエレンとミカサが現れた。
続いてアルミンとジャンもその場に合流した。
エレンは軽く挨拶を交わして宿舎に戻ろうとするとジャンに呼び止められ
「あのよぉ…お前らさ、その、なんだ……
 ずっと2人でいたのか…?」
「いや、今さっき会ったばっかだけど――」
「なんだよ、こんな日くらい一緒にいりゃあよかったのによ」
「さっきから何言ってんだ、お前は?」
「なんでもねぇよ!
 それよりお前ら、一杯付き合わねぇか?
 どうせ水しかねぇだろうけど」
と皆に声をかける。
アルミンが言った。
70年くらい前は、壁外調査の前夜には水を飲んだらしいと。
“水盃”
それは再会を予期できないときに、
仲間で水を酌み交わす慣習があったのだと。
「……俺たちにぴったりだな」
とエレンは言う。


―ジャン―
俺は調査兵団を選んだ。
戦うことを選んだ。
なぜそれを選んだのか、
何の為に戦うのか、
そんなことはどうでもいい。
その答えはいずれわかるかもしれないし、
死ぬまでわからないかもしれない。
でもそれでいい。
俺は戦うことを選んだ。
……それでいいじゃないか。

―アルミン―
僕は戦うことを選んだ。
何かを知りたいと思ったら、
それに見合う対価を支払わねばならない。
多くの血が流されなければならない。
みんなの血も、当然僕の血も流されなければならないかもしれない。
僕がやるべきは、そうやって流される血を少しでも少なくすることだ。
それだけだ。

―ミカサ―
明日、私はエレンの傍にいることはできない。
それでもいい。
もしエレンが危険にさらされた時は、
どこにいても助けに行く。守りにいく。
それだけ。

―エレン―
エルヴィン団長に訊かれた…
『君には何が見える?』
って。
俺に見えるのは巨人だけだ。
巨人に殺されたみんなの姿だけだ。
俺はその死に報いなきゃならない。
そのためには巨人の力だろうがなんだろうが構わない。
この世から、ヤツらを一匹残らず駆逐する。
俺が望むのは、それだけだ。



ジャン、アルミン、ミカサ、エレンが、
自分たちの中でそれぞれの結論を出した。
迷う気持ちはいつしか消えた。
サシャの呼びかけで水盃を交わすことにした。
「ところで何に乾杯するの?」
とアルミンが聞くと
「明日の夜ご飯ですかねぇ?」
と答えるサシャ。
「てめぇはこんなときでも食うことしか頭にねぇんだな、芋女」
とジャンが悪態をつくも
「でも悪くねぇ。明日の晩飯に乾杯だ」
明日、生きて、また共に夕食を食べることを願って乾杯をする。
宿舎に戻ろうとするサシャとコニーだったが、
ジャン達はその場に動かない。
「なんか言え、エレン。
 こんなんじゃ明日生きて帰ってこれる気がしねぇ」
とジャン。
「悪いことが起こりそう」
とミカサ。
「すごく悪いことがね……」
とアルミン。
3人に背中を押されエレンが言う。
「これまで、オレたちは多くのものを奪われてきた。
 家族や仲間や夢や尊厳や誇りや…そんなものを奪われてきた。
 オレたちは、あまりに多くのものを奪われ続けてきた
 オレはもうたくさんだ。
 これから、それを取り戻す。
 オレたちの戦いはこれからだ!」

そしてエレンは声高々に叫ぶ。
「心臓を捧げよ!!」
続いて仲間たちも叫ぶ
「心臓を捧げよ!!」

彼らの戦いはまだ始まったばかりである。













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